室内の壁や天井は今の世の中、ビニールクロスがほとんでですが、忘れてはいけないのが塗り壁です。塗り壁は何百年も前からある施工法であり、調湿性や装飾性にすぐれております。
なかでもスイス漆喰は気に入っております。まず天然素材100%というのが凄いことです。
スイス漆喰の原材料となっているのがアルプス山脈の石灰石で、今から2から3億年ほど昔、地球上がほとんど海だった頃のサンゴやアンモナイトが堆積して形成されたものです。そこからとれる石灰石は、水や空気をきれいにする作用があり、あらゆる生命を守っています。スイス漆喰は、科学物質の力を借りずに空気中のCO2を吸収しながら結合し、大理石と同様に100年以上の耐久性と住む人の健康をまもってくれる素材です。
性能だけでなく塗り壁の表情も太陽の光があたったときの陰影や、間接照明の光が当たった時の表情はなんともいえない空間に感じられます。ビニールクロスでは味わえない上質な空間を得られます。